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良寛の和歌

10006
e0259194_15452286.jpg

わがやどを
和我也東遠
たづねてきませ
多川禰天幾満勢
あしひきの
安之悲起能
やまのもみぢを
也萬能裳美知遠
たおりがてらに
當遠利可轉良爾

釋良寛書



多くの知人に来訪を促す為に送った内容らしいのですが、使われている仮名の元文字を変えたり、改行の位置を変えたりというバリエーションが多かった様で、気まぐれな性格だったのでしょうか?<br><br><br><br><br><br>

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by Ru_p | 2012-07-05 08:16 | アート・コレクション | Comments(0)

良寛の五言律詩

11010

e0259194_16383592.jpg

  


生涯懶立身 騰々任天眞 嚢中三升米 爐邊一束薪
誰問迷悟道 何知名利塵 夜雨草庵裡 雙脚等間伸
                         良寛書



生涯身を立つるに懶(ものう)く 騰々(とうとう)天真に任す 嚢中(のうちゅう)三升の米 炉辺(ろへん)一束の薪(たきぎ)
誰か問わん迷悟(めいご)の道 何ぞ知らん名利の塵 夜雨草庵の裡(うち) 雙脚(そうきゃく)等間(とうかん)に伸ばす

立身出世に興味無く この本性に生きた ズタ袋には米三升 薪は炉辺の一束か
迷悟の跡を誰に問われるでもなく 金や名誉には関心すらなく 雨の夜に草庵で 両足を延し安臥する幸せ


(五節目を「誰問迷悟」の文字とした句が、一般には知られている様です)


相変わらず改行の位置などに無頓着で読み難いのですが、字の雰囲気は見事!
e0259194_620319.jpg

文字を『読んで』理解してもらうことが目的ではなく、自由に書くことを愉しんだ。ということだったのでしょうか?







前衛芸術という意識で見れば、同様に生涯「清貧」を貫いた井上有一の書にも通じる精神性を感じます。
戦後いち早く入手し愛読していたとされる良寛さんの詩集を題材にして『井上有一』は何点も作品を残しています。その中で、上の詩の作品(1960年制作で、木炭描き;元となったと思われる良寛さんの詩で、多少文字が入れ替わっている様ですが、全体としての意味は大きく変わらない様です)では、その精神性を受け継いで・・・おそらく良寛さんには共感を覚え、影響を受けていたからでしょう。

e0259194_10141450.jpg          【参考】(カタログレゾネ『全書業』第一巻189頁のCRNo.60059より)


























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by Ru_p | 2012-07-04 07:11 | アート・コレクション | Comments(0)

良寛の姿

  11021
e0259194_16185238.jpg
良寛さんが珍しく自分の姿を詠んだ詩だそうです。

良寛さんのほぼ同じ内容の作品が幾つか現存している様です。僅かに言い回し(?)が違っていますので、例によって「誤字脱字」の類で七言詩なのに余分な字が混じってしまっている様です。
そんなことには全く無頓着でしっかりと落款署名してくれています。(主に青字の部分が余分?/緑字部分には類似の別の字のバージョンがある様です)
おそらく、晩年に思い返して書き直した物だからではないかと思われます。

頭髪蓬々耳卓朔  
衲衣半破若雲烟  
日暮城頭帰來  
児童相擁前又後
  

頭髪蓬々として耳卓朔なり
衲衣半ば破れて雲煙の若し
日暮城頭帰来時の路
児童相擁す前また後ろ

      良寛書


髪は耳をも越えて伸び、衣はぼろぼろに破れてしまい、城近くの日暮れ時の帰り路で、前と後ろとから子供に支えられている

在りのままの自分の姿を詠った詩;内容にも字にも全てを曝け出せる生き方が見えます。
『書の達人』と言われたのは、ただ手本の字の形を真似る技のことではなく、他人にどの様に見られるかなど気にせずに筆を動かせ、心の自由を感じさせる『書』が描けたからだと思います。高齢になってから「独り遊び」として書を始めた良寛さんの字は、形に理想を求めるだけの『書道』の手本には出来ないのかも知れませんが、その心の有り様は手本にしたいものです。










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by Ru_p | 2012-07-03 14:32 | アート・コレクション | Comments(0)

良寛の一行詩

「遊春浪子風流甚」  11040

e0259194_0381766.jpg元は「如淨禅師」の言葉なのだそうです。
(遊→游)

だれにでも書けそうなのに、、、
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by Ru_p | 2012-07-03 06:47 | アート・コレクション | Comments(0)

良寛の経文

09028
「千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經」の一部だそうです。
e0259194_0323734.jpg
e0259194_033269.jpg

この長い名前の経は略して「大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)」とか「大悲咒(だいひしゅう)」とも呼ばれる様です。

経の内容について詳しくは説明できませんが、文字は良寛らしくすばらしいです。
(脱字があるのは相変わらずですが、そこも魅力)
e0259194_7432380.jpg
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南無大悲観世音 願我早同法性身
我若向刀(山) 刀山自摧折
我若向火湯  火湯自消滅
我若向地獄  地獄自枯竭
我若向餓鬼  餓鬼自飽満
我若向修羅  悪心自調伏
我若向畜生  自得大智慧

南無大悲観世音 南無大悲観世音

沙門良寛謹書
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by Ru_p | 2012-07-02 07:48 | アート・コレクション | Comments(0)

良寛最晩年の詩

09029
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良寛さん〔西暦1758年~1831年2月18日〕が、亡くなる1か月前〔西暦1831年1月19日〕に鈴木牧之の山水画に賛を求めらて、この詩を書きましたので、同じ書を幾つか書いた訳でしょうが、最晩年の作になるのではないかと思います。

意味は、「若い頃は各地の風景に心ひかれて遊歴したが、(牧之の)美しい山水の図を見るにつけ、老境の身でもしきりに心うごかされる」と言うことらしいです。
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その頃は既に死期が目前であることを知っていた良寛さんですが、字には相変わらず子供のように自由な心を感じます。

(※署名の「沙門」は僧の意味)
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by Ru_p | 2012-07-01 11:04 | アート・コレクション | Comments(0)


妄想猫の起末具連記


by Ru_p

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