だるまさんが・・ (北斎)
達磨図 北斎画 15003 28.1x19.8 紙本
達磨は中国の禅宗の開祖とされていて、インド人の仏教僧でした。
現在まで残っているのは僅かですが、北斎は、その生涯に数多くの達磨図を、好んで描いていた様です。
(北斎は、妙見を始め様々な仏尊を信仰し、また描いてもていた様ですが、彼自身の仏門の宗派は不明らしいです)
北斎は、この様なヒゲ面でとぼけた雰囲気の顔(ちょっと顎を突き出す様なしぐさ)の人物を多く描いていました。
現存する自画像や肖像とは違う様ですが、実際の北斎自身の雰囲気(又は、その内面)がこんなだったのではないか(?)と想像してしまいます。人物画が描く人自身に似て来るのは自然な事なので、場合に依っては『眼瞼下垂』(まぶたが下がりがちになる症状)があった可能性も考えられます。また、寛いだ雰囲気の画に特にそれが多いので、画業で日頃頭部を前傾させる事が多かった彼には、首の凝りを癒すために、頭を後方に反らせて休憩する習慣があったのかも知れません。
線が雑に見えますので「席画」として描かれた物でしょうか・・・
(落款・印章から北斎五十代始め頃の制作かと思われます)
達磨は中国の禅宗の開祖とされていて、インド人の仏教僧でした。
現在まで残っているのは僅かですが、北斎は、その生涯に数多くの達磨図を、好んで描いていた様です。
(北斎は、妙見を始め様々な仏尊を信仰し、また描いてもていた様ですが、彼自身の仏門の宗派は不明らしいです)
北斎は、この様なヒゲ面でとぼけた雰囲気の顔(ちょっと顎を突き出す様なしぐさ)の人物を多く描いていました。
現存する自画像や肖像とは違う様ですが、実際の北斎自身の雰囲気(又は、その内面)がこんなだったのではないか(?)と想像してしまいます。人物画が描く人自身に似て来るのは自然な事なので、場合に依っては『眼瞼下垂』(まぶたが下がりがちになる症状)があった可能性も考えられます。また、寛いだ雰囲気の画に特にそれが多いので、画業で日頃頭部を前傾させる事が多かった彼には、首の凝りを癒すために、頭を後方に反らせて休憩する習慣があったのかも知れません。
線が雑に見えますので「席画」として描かれた物でしょうか・・・
(落款・印章から北斎五十代始め頃の制作かと思われます)
by Ru_p
| 2015-06-13 00:11
| アート・コレクション
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Comments(3)
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by Ru_p
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