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杭州寒蘭の進捗

やっと 一輪だけ横を向き始めて来ました。
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後2週間くらい待たないと開き始めません。

ちなみに、先週開き始めた邱北蘭は
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毎年杭州寒蘭とほとんど同時期に開きます。
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by Ru_p | 2012-11-28 15:52 | 東洋蘭 | Comments(0)

『旅』のひと (芭蕉)

    07044
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 たひ人と わか名よはれむ はつしくれ はせを                   (旅人と我が名呼ばれん初時雨 芭蕉)

貞享四年(1687年)松尾芭蕉四十四歳の時の旅で、江戸深川を立つ前に弟子との送別句会で詠まれた句だそうで、旧暦1687年10月11日(新暦11月15日)だったそうで、その2週間後の11月25日に江戸深川を出発したのだそうです。
この旅は後に『笈の小文』と呼ばれる三度目の紀行の事で、生まれ故郷の伊賀へ、父親の33回忌の法要のために向かったのだそうです。

この画からは「旅人」となる自身を思い浮かべて感慨に耽って居る顔の様に見えます。
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芭蕉の顔の画はあまり多くは残っていませんが、その中でも特に美男でない様ですが、それ故か本当はこんな顔だったのかも?と妙にもっともらしさを感じます。(時代は有りそですが、もう誰も証明は出来ないでしょう)表情にも親近感を覚える好きな画です。
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by Ru_p | 2012-11-24 08:21 | アート・コレクション | Comments(0)

見たかった『白澤図』

中国の東望山に棲むと云われる霊獣『白澤』に関係する賛文と像の画(版?)ですが、
大昔に中国で作られた物だと思われます。
  07008  45x92 画質;レベル調整済み
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原版(碑?木版?)に関しての詳細は不明で、これに似た文も画像も全くネット検索に引っ掛かりませんので、場合によっては残念ながら既に(戦争や文革などで?)残っていないのかも知れません。

この賛文の読めそうな字をなんとか拾ってみますと、下記の様に?
は不明、〈 〉は類似文字で置き換えて)

昔軒轅黄帝登東望山奇獣見形訽諸
大庭識者奏言此白澤也是上蒼太一
之精星妖物〈恠〉恙能辨之帝迺繪其像
几名山大川合鎮壓之萬悪消滅民人
無害僊絰云家有白澤圖可使鬼畏奴
主理常充足人養永安居有唐妙靖定
生張約賛日

黄帝大徳   博施於民   俯察地理
仰観天文   捕斬蚩尤   駈没鬼神
天下既静   物歸其根   有獣白澤
帝頭麟身  〈峩〉峩雙角  燦〃美鱗  (←帝の字には虎の意味もあるらしい)   
率退群魅   若 ■ 而䖝   太一化精
於変其真   惟〈状〉與名   識吝通東
巨嶽図形   普〈帰〉他人


黄帝(神話伝説上は、紀元前2510年~紀元前2448年、中国の「三皇五帝」時代の三皇の世を継ぎ、統治した五帝の最初の帝であったとされています)のいわゆる偉人伝の様な記述で、白澤に関する貴重な解説を幾つか含んでいます。

参考でウィキペディアでの『白澤』の解説からの引用をこの下に張ります。上の文と基本的な性格・位置づけは違っていないのですが、容姿に関しては、幾つか説があるらしく、必ずしも明確な説明は述べられていません。


白澤(はくたく)は、中国に伝わる人語を解し万物に精通するとされる聖獣である。
(中略)
麒麟(きりん)や鳳凰(ほうおう)と同じく、徳の高い為政者の治世に姿を現すとされる。
その姿については諸説あるが、牛のような体に人面、顎髭を蓄え、顔に3つ、胴体に6つの目、額に2本、胴体に4本の角を持つ姿で書き表されることが多い。そのほかにも、獅子や竜のような体のものや虎の顔のものなどがある。
聡明で森羅万象に通じ、古来から病魔よけとして信じられてきた。白澤に遭遇するとその家は子々孫々まで繁栄するといわれている。
(中略)
中国の伝説上の三皇五帝の一人である黄帝が、東方巡行した折に白澤に遭遇したとされる。
白澤は黄帝に11520種の妖異鬼神について語り、黄帝はこれを部下に書き取らせた。これを『白澤図』という。
ここでいう妖異鬼神とは人に災いをもたらす病魔や天災の象徴であり、白澤図にはそれらへの対処法も記述されており、単なる図録ではなく今でいうところの防災マニュアルのようなものである。
また、後世、白澤の絵は厄よけになると信仰され、日本でも江戸時代には道中のお守りとして身につけたり、病魔よけに枕元においたりした。



なのだそうで、聡明な「聖獣」であって「妖怪」とは云われてません。(妖しい「神獣」とでも言うべき?)


日本に在る白澤像の出典の殆どが、中国明時代の『三才図会』や江戸時代の『和漢三才図会』『今昔百鬼拾遺』かららしく、それ以前の資料は殆ど残ってないのではないかと思われます。
ところが、上の画(拓?)の隷書体はそれよりかなり古い時代の中国の文字と思われます(秦時代頃よく使われたらしい)。図様も人面では無く、目は9個も描かれておらず、体には麒麟や龍の様に輝くウロコが有るので、どうやら
日本で広く知られている白澤とは違うタイプの様に見えます(千年以上昔にその姿の伝承が、分かれたのならば、本来の姿を知るのは難しいでしょうが・・・)。この稀少な画(?)がなければ麒麟とも勘違いされそうですので、貴重な資料なのだと思われます。

〔頭や足先は虎かライオン風:猫科かな?
同じく架空の生き物である龍の姿の場合には「角は鹿・頭は駱駝・眼は鬼(幽霊)又は兎・胴体は蛇・腹は蜃・背の鱗は鯉・爪は鷹・掌は虎・耳は牛に似て、口辺には長髯・喉下には一尺四方の逆鱗・顎下には宝珠を持つ。
プロポーションは、首から腕の付け根まで・腕の付け根から腰まで・腰から尾までの長さが等比率」と言う中国南宋時代の爾雅翼と言う博物辞典からの情報が在ったので、古今の絵師等は挙って参考にして来ましたが〕



ちょっと紛らわしかったのですが、上で引用した解説文にも有った様に、本来の『白澤図』とは、白澤の姿を現した図の事ではなく、黄帝が白澤に教えられた情報を基に纏められた謂わば当時の「妖怪大百科事典」の事なのだそうです(その中には人知を超えて起こる天災や疫病などの災難も、妖異鬼神の仕業として扱われ、それらへの対処法も記されていたらしい)
。既に大昔にこの世から失われてしまった事になっているらしいのですが、妖怪の資料としては現在最も基本的と思われる「山海経(せんがいきょう)」も遥かに及ばない11520種もの妖異鬼神の情報だったので、本当に存在していたのであれば、とても残念なことで・・・・見たかった!







白澤の絵が厄よけになる」とは、ありがたい・・・










※2017/07/30追記
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(上の、画や賛の拓に関して、新たな情報が見つかりましたので)


2017年1月20日に有限会社白沢社から発行された「復元白沢図(佐々木聡著)」を、昨日購入入手してみました。(タイトルや紹介文に興味があったので)

上の白沢の画と賛文(一繋がりの本紙として掛け軸に表装してあります)の画像と酷似した構図の図版が、その復元白沢図の中にもありました。

     ( 「復元白沢図」より ↓ )

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(細部ディテールを見ると、掛け軸の図の方が原本の版に近いのかと思われます:賛文の175文字の内の何文字かは、似てはいますが異なっています:写し損じかな?)


「復元白沢図」での説明に依ると、その図版は、屋代弘賢(1758~1841;江戸後期の国学者)著による『白沢考』に、中国明時代の原図からの搨墨という複製(写し)として載録されていて、「復元白沢図」での図版は、更にそこからの転載なのだそうです。
そして屋代弘賢の『白沢考』の搨墨の原図の方は、現在所在不明なのだそうです。
(中国では明時代以降で、日本ほど白澤信仰が普及しなかった様で、白澤の他の資料も少ないらしい)

その屋代弘賢の『白沢考』という本も、宮内省御陵部に所蔵、と言う事で、大変に希少な日本製の資料(古書検索では見つけられなませんでした)で、よくぞ残っていてくれました。

さすがに専門家の学術的な研究は、徹底していて参考になります。


と言うことで、上の方にある掛け軸の図(拓本版画)がその所在不明だった貴重な「明時代」の「原図」と同じ物(おそらく原版が同じ)、と言うことになるのかも知れませんね。



発見!と言うこと? 
拓にある賛文の隷書体から、原版はもう少し古い時代の物かとも思っていました。
(おそらく、屋代弘賢の頃には「明時代」の摺り物として、この掛け軸の画と同じか酷似の物が存在していて、それを見て写し、『白沢考』に載録・・・?)

こういう事は、判った時点で記録に留めておかないと、将来貴重な文化財がゴミ扱いされてしまう可能性も生じるので、追記しておきます。






















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by Ru_p | 2012-11-20 00:12 | アート・コレクション | Comments(5)

邱北蘭開く

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邱北寒蘭;別名紫秀蘭
先月30日にツボミの首を振るような変化(最下段画像)があったのですが、
18日目の今日、開き始めました。


(10月30日に撮影したツボミ)
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邱北には、残念ながら香りは有りませんが色・形が好きなのです。
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by Ru_p | 2012-11-17 13:01 | 東洋蘭 | Comments(0)

木版版下(北斎?)

古い版下原稿(薄紙に肉筆の墨画)が数十枚綴られた物で、作者は複数らしいです。
その中には、北斎?のような雰囲気の画も混じっていて、面白そうなので、下に何点か並べてみます。   07011
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版下原稿は、木版画の版を作る時に、材料となる木に直接貼り付けて画の上かそのままら原稿ごと彫ってしまうので、完成時には消滅してしまうのが宿命なのです。
今回の品物は何等かの理由で使われずに残った下画を、版元関係者が大切に保管しておいたものかもしれないと思われました。虫食いや傷みが酷く、内容を見ても解かり難いのですが、似たような構図や筆致の物が北斎の作品集にもあることもあり、模写かも知れませんが、江戸時代の物ではないかと思われます。

作者の鑑定はいまさら難しいと思いますし、出来の良し悪しは別としても、これが単なる下書きでなく版下原稿だとすれば、一般の美術作品よりも遥かに残り難い希少な物なのでしょう。





画の比較参考のために下に北斎の作品集からの画像を幾つか並べてみますが、雰囲気はけっこう似ている物があると思いますので
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by Ru_p | 2012-11-16 21:21 | アート・コレクション | Comments(2)

猫顔のトラ (岸駒・芦雪他)

①岸駒の・・・・      (06057)       45*100
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②芦雪の・・・・       (12009)        52.7x110
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それぞれが斜め上方を見据えているので、双幅の「龍虎図」として描かれた物の片割れだと思われます。
(落款と画から①が佐伯岸駒※、②長沢芦雪の筆と勝手に判断しましすが未鑑定;すでに所定鑑定機関もありませんし )

岸駒も芦雪も活きた虎を見る機会が無かったので、中国や朝鮮半島などから渡来した画を参考にしたり、死んだ虎の皮や近くの猫を写生して参考にしたと言われています。
その目は明らかにな猫だとも言い切れませんが、拡大すると虎よりも猫に近い特徴(縦割れの瞳)が見られます。
また、表情も愛嬌たっぷりでとてもカワイイので、猫をモデルに虎に見立てた?可能性がうかがええます。

江戸時代の庶民にとっては虎も、龍と同様に現実には見ることの出来ない空想上の生き物に近い存在だったので、この様に自由でアニメチックな画が描かれたのではないかと思われます。
そしてこの傾向は、この時代と思われる他の多くの虎図に共通してある様です。
 
         (オチャメな虎ネコたち↓)
     ③08002 ????
 
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          ④07013 原在中
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          ⑤06069 麟振義境
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          ⑥06063 熊代熊斐
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          ⑦06055 ????
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          ⑧07006 岸岱
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          ⑨06061 ????
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          ⑩07041 北渚周溪
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          ⑪11004 常山源瑛
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          ⑫08006 庭山文光
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※佐伯岸駒(西暦1756年5月1日? - 1839年1月19日)は特に虎の画には定評があり、もっと精悍で恐ろしい表情の画も多く残しています。(芦雪の虎の方がどれも猫顔的なので好きなのですが、現代人が見て「虎」らしいという意味では岸駒の方が迫力は有る様です)








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by Ru_p | 2012-11-11 08:38 | アート・コレクション | Comments(0)

狐の化粧

前回からの『化け狐』つながりで、
10029
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有狐綏綏(キツネありすいすいたり)
在彼水涯(かの水のきしにあり)
心之憂笑(心これ憂い笑う)
将以魅誰(まさにもって誰を魅すらん)

乙卯 杪冬 
少琹戯筆


作者;亀井少琹(かめいしょうきん 1798~1857)
江戸時代後期の漢詩人、画家、書家、儒学者・・・・
女性ながら男性以上に大胆な詩や字を多く残した人で、気に入っています。

上の詩は、参考で下に載せた※中国古代の詩をパロディーとして引用して賛としたお遊びの画(戯画)で、60歳で亡くなる1年位前(新暦1856年1~2月頃)の作品です。

「今夜は誰を誑かしてやろうか・・・」と水鏡で化粧に励む女狐の姿はカワイイのですが、どことなく人間の女性の『化粧』をも間接的に皮肉って居る様に感じるのは σ(^^) の思い過ごしでしょうか。
また、水鏡に写る顔の位置が、真下ではなく前方に大きくずれている事に江戸時代らしいおおらかさを感じさせられます。


※比較参考資料(詩経国風:衛風篇から「有狐」)
有狐綏綏
在彼淇側
心之憂矣
之子無服


元となったこの詩の大まかな意味は「狐が向こう岸を渡るのを見ながら、私の心は貴方が今頃さぞや衣服も傷んでしまったのではないか気に掛かり・・」と兵役で戻らぬ夫を想う真面目な詩だったようなのですが、幾つかの文字を入れ替えて見事に全くの別物に変えてしまいました。

















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by Ru_p | 2012-11-08 14:32 | アート・コレクション | Comments(0)

江戸のインテリア・・

e0259194_22453699.jpg『柱絵』 10005 
(弁財天騎馬図:紙本肉筆浮世絵作者不詳)

(本紙寸法119×748mm)
縦に極端に長い画で、掛け軸にすると更に細長くなります。

「柱絵」と呼ばれて柱の節などを隠すことも出来る室内装飾品として江戸前期に奥村政信が発案し作られるようになったのだそうで、掛け軸としては特殊な形状です。

床の間以外にも飾るために江戸時代の住宅事情に合わせて考え出された形状なのですが、場合によっては現代の住宅でも十分に通用しそうでオシャレな気もします。

本来、表具の仕様(形や材質)は表具師の流儀によって決められるべきではなく、鑑賞者の要求に合わせられるべきでしょうから・・

e0259194_12315340.jpg

参考でウィキペディアの説明抜粋を、この弁財天については緑字で、柱絵に関しては青字で下に貼ります。

元来、古代インドの河神であるが、河の流れる音や河畔の祭祀での賛歌から、言葉を司る女神ヴァーチェと同一視され、音楽神、福徳神、学芸神、戦勝神など幅広い性格をもつに至った。像容は8臂像と2臂像の2つに大別される。
2臂像は琵琶を抱え、バチを持って奏する音楽神の形をとっている。密教で用いる両界曼荼羅のうちの胎蔵曼荼羅中にその姿が見え、『大日経』では、妙音天、美音天と呼ばれる。
中世以降、弁才天は宇賀神(出自不明の蛇神、日本の神とも外来の神とも)と習合して、頭上に翁面蛇体の宇賀神像をいただく姿の、宇賀弁才天(宇賀神将・宇賀神王とも呼ばれる)が広く信仰されるようになる。
近世になると「七福神」の一員としても信仰されるようになる。


柱絵とは、縦約68㎝から74㎝、横約12㎝から13㎝ほどの極めて細長い画面に描いた浮世絵を指す。柱かくしともいわれる。簡単な軸装にして庶民の安普請による、節だらけであった柱を隠すためにこれを掛けた。奥村政信による発案といわれているが、鈴木春信や礒田湖龍斎らの頃、流行し始め、鳥居清長の頃に最盛期となった。この柱絵の極端に縦に細長い画面に見事に構図を収めた点は外国人を驚かせた。錦絵版画に描かれたのは、元文(1736年-1741年)末頃と推定されており、肉筆浮世絵においても、ほぼ同じ頃から少しずつ描かれるようになったと思われる。画面が異常に縦長であるため、特殊な画題を扱うか、構成の工夫を迫られるため、かえって面白味のある作品となることも多かった。
版画の方は、文化(1804年-1818年)頃まで連綿と描かれたが、肉筆に関しては明和(1764年-1772年)の頃には衰退している。


騎馬像の姿は他では見たことが無かったのですが、弁財天の学芸神としての性格から、乗馬などの上達を祈願して描かれ・掛けられた可能性が考えられます。

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また、筆致には江戸前期の雰囲気も感じられますので、「柱絵」としては初期の頃の物かも知れませんが、落款印章からは作者を特定出来ていません。
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by Ru_p | 2012-11-05 12:33 | アート・コレクション | Comments(0)

春章の白拍子?

勝川春章が描いたと思われる舞美人図です。(落款;春章画)10024
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高烏帽子に扇と神楽鈴を持って舞うのは古くから奉納の神事でも有ったのですが、この様な麗人の男装姿が流行ったのは古くは後白河法皇(1127~1192)の時代頃からだそうです。



e0259194_11561858.jpg
後には、葛飾北斎(為一の時代;60~70代頃)も似た服装の「白拍子図」(静御前が高烏帽子で舞う姿;左の参考画像;北斎館蔵)を描いています。

このような衣装での舞は必ずしも静御前だけではなかったようなので、同じテーマとは言い切れませんが、北斎にとって春章は若い頃の師匠であり後にはライバルでもあったので、師の作品を目にしてそれを追い越してみたいと強く意識させられたのではなかったのかと想像してみました。

そんな空想を膨らませながら眺めてみるのも楽しいものです。












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by Ru_p | 2012-11-01 08:22 | アート・コレクション | Comments(0)


妄想猫の起末具連記


by Ru_p

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