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江戸のインテリア・・

e0259194_22453699.jpg『柱絵』 10005 
(弁財天騎馬図:紙本肉筆浮世絵作者不詳)

(本紙寸法119×748mm)
縦に極端に長い画で、掛け軸にすると更に細長くなります。

「柱絵」と呼ばれて柱の節などを隠すことも出来る室内装飾品として江戸前期に奥村政信が発案し作られるようになったのだそうで、掛け軸としては特殊な形状です。

床の間以外にも飾るために江戸時代の住宅事情に合わせて考え出された形状なのですが、場合によっては現代の住宅でも十分に通用しそうでオシャレな気もします。

本来、表具の仕様(形や材質)は表具師の流儀によって決められるべきではなく、鑑賞者の要求に合わせられるべきでしょうから・・

e0259194_12315340.jpg

参考でウィキペディアの説明抜粋を、この弁財天については緑字で、柱絵に関しては青字で下に貼ります。

元来、古代インドの河神であるが、河の流れる音や河畔の祭祀での賛歌から、言葉を司る女神ヴァーチェと同一視され、音楽神、福徳神、学芸神、戦勝神など幅広い性格をもつに至った。像容は8臂像と2臂像の2つに大別される。
2臂像は琵琶を抱え、バチを持って奏する音楽神の形をとっている。密教で用いる両界曼荼羅のうちの胎蔵曼荼羅中にその姿が見え、『大日経』では、妙音天、美音天と呼ばれる。
中世以降、弁才天は宇賀神(出自不明の蛇神、日本の神とも外来の神とも)と習合して、頭上に翁面蛇体の宇賀神像をいただく姿の、宇賀弁才天(宇賀神将・宇賀神王とも呼ばれる)が広く信仰されるようになる。
近世になると「七福神」の一員としても信仰されるようになる。


柱絵とは、縦約68㎝から74㎝、横約12㎝から13㎝ほどの極めて細長い画面に描いた浮世絵を指す。柱かくしともいわれる。簡単な軸装にして庶民の安普請による、節だらけであった柱を隠すためにこれを掛けた。奥村政信による発案といわれているが、鈴木春信や礒田湖龍斎らの頃、流行し始め、鳥居清長の頃に最盛期となった。この柱絵の極端に縦に細長い画面に見事に構図を収めた点は外国人を驚かせた。錦絵版画に描かれたのは、元文(1736年-1741年)末頃と推定されており、肉筆浮世絵においても、ほぼ同じ頃から少しずつ描かれるようになったと思われる。画面が異常に縦長であるため、特殊な画題を扱うか、構成の工夫を迫られるため、かえって面白味のある作品となることも多かった。
版画の方は、文化(1804年-1818年)頃まで連綿と描かれたが、肉筆に関しては明和(1764年-1772年)の頃には衰退している。


騎馬像の姿は他では見たことが無かったのですが、弁財天の学芸神としての性格から、乗馬などの上達を祈願して描かれ・掛けられた可能性が考えられます。

e0259194_13284630.jpg
また、筆致には江戸前期の雰囲気も感じられますので、「柱絵」としては初期の頃の物かも知れませんが、落款印章からは作者を特定出来ていません。
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by Ru_p | 2012-11-05 12:33 | アート・コレクション | Comments(0)


妄想猫の起末具連記


by Ru_p

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