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良寛の姿

  11021
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良寛さんが珍しく自分の姿を詠んだ詩だそうです。

良寛さんのほぼ同じ内容の作品が幾つか現存している様です。僅かに言い回し(?)が違っていますので、例によって「誤字脱字」の類で七言詩なのに余分な字が混じってしまっている様です。
そんなことには全く無頓着でしっかりと落款署名してくれています。(主に青字の部分が余分?/緑字部分には類似の別の字のバージョンがある様です)
おそらく、晩年に思い返して書き直した物だからではないかと思われます。

頭髪蓬々耳卓朔  
衲衣半破若雲烟  
日暮城頭帰來  
児童相擁前又後
  

頭髪蓬々として耳卓朔なり
衲衣半ば破れて雲煙の若し
日暮城頭帰来時の路
児童相擁す前また後ろ

      良寛書


髪は耳をも越えて伸び、衣はぼろぼろに破れてしまい、城近くの日暮れ時の帰り路で、前と後ろとから子供に支えられている

在りのままの自分の姿を詠った詩;内容にも字にも全てを曝け出せる生き方が見えます。
『書の達人』と言われたのは、ただ手本の字の形を真似る技のことではなく、他人にどの様に見られるかなど気にせずに筆を動かせ、心の自由を感じさせる『書』が描けたからだと思います。高齢になってから「独り遊び」として書を始めた良寛さんの字は、形に理想を求めるだけの『書道』の手本には出来ないのかも知れませんが、その心の有り様は手本にしたいものです。










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by Ru_p | 2012-07-03 14:32 | アート・コレクション | Comments(0)


妄想猫の起末具連記


by Ru_p

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